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公開日:2023.06.29
鶴ヶ峰
地域の「懸け橋」が完成
連合会と自治会の合同会館
鶴ケ峰地区町内会連合会(峯宇邦男会長)と鎧橋自治会(宮川博会長)の合同会館がこのほど完成した。6月18日には完成を祝う式典が行われ、峯宇会長は「これを機に地域を盛り上げていきたい」と決意を語った。
きっかけは相鉄連続立体化事業
式典には約70人が参加。権藤由紀子旭区長をはじめ、古川直季衆議院議員、連合会顧問の佐藤茂市議、木内秀一市議らが来賓として列席。式典では、工事を請け負った北沢建設株式会社の北澤正浩社長に感謝状の贈呈や鏡開きなどが行われた。
新会館の建設は、相鉄線の鶴ヶ峰駅付近連続立体交差事業が決まり、連合会館の立ち退きが決まったことに端を発する。代替地を探す中、鎧橋自治会館と隣地の公園の土地を所有する水道局の協力を得て、両方を併せた土地に合同会館として建設する案が上がった。双方の会員の了解を得て、現地に建設が決まった。
工事は2022年9月に着工。途中、地下から大型の遺物が出るアクシデントがあったものの、今年5月に完成した。
「皆の協力の賜物」「壊れる前で安堵」
建物は鉄骨2階建てで床面積は281・29平方メートル。1階を鎧橋自治会が、2階を鶴ヶ峰町内会連合会が使用。1階の倉庫を兼用する。
峯宇会長は完成までの経緯に触れ、「皆で協力した建物であることは間違いない。改めて責任を感じる」と関係者に感謝した。
鎧橋自治会館はおよそ半世紀前、「地元の悲願で建てられた」と宮川会長は述懐する。合同会館の話が出た際は、反対意見もあったという。それでも「築50年でいつ壊れてもおかしくなかった。豪雨や台風などで、誰かに被害を遭わせる前に建て替えられてホッとしている」と胸をなでおろした。
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