旭区老人クラブ連合会の会長を務める 和田 栄一さん 鶴ヶ峰在住 79歳
仲良く暮らす手助けを
○...市内18区の老人クラブの中で最多の130クラブ、8174人の会員を抱える旭老人クラブ連合会の会長として「集まりを多くして交流を図る」という会本来の目的のために心を砕く。この3年間はコロナ禍で思い通りの活動ができなかったが、今年は年間20回以上のイベントを企画。9月にはカラオケ大会をはじめ、3つのイベントを実施し、交流を深めた。
○...4年前には1万人以上いた会員は、単位クラブの解散や退会などもあり、年々減少傾向。年間600人以上の入会があるものの、それ以上の退会があり、歯止めがかからない。会員の平均年齢は80歳と高齢化も進む。コロナの影響も小さくない。「毎日『やることがない』『つまらない』と感じている高齢者の心の拠り所になりたい」と昨年からはホームページの活用にも取り組んでいる。
○...生まれは満洲。終戦100日前に家族と帰国。埼玉県で過ごした。神奈川大学進学と同時に横浜へ。ちょうど旭区が保土ケ谷区から分区した頃。結婚を機に鶴ヶ峰に移り住んだ。就職は当時の郵政省。東京を含む関東18の郵便局に勤めた。管内67万人が住む足立郵便局長時代に迎えた2000年の元旦。記念スタンプ押印の一大イベントには1000人の職員総出でスタンプを押した。「プレッシャーが半端じゃなかった」と当時を懐かしそうに振り返る。
○...郵政民営化を前に退職。老人クラブには68歳で入会した。当時、地元の老人クラブ「鶴和ことぶき会」に会長が不在だったことから入会と同時に会長となった。現在は社会福祉協議会の理事や園芸博の推進協議会の副会長など10以上の役職を兼務する。「勤め人みたいなもの。休む暇がないよ」とぼやきながらも嬉しそうに笑った。
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