旭区・瀬谷区 人物風土記
公開日:2023.11.09
新しく旭区地域自立支援協議会の会長に就任した
新倉 朋矢さん
「まどか工房」施設長 47歳
門外漢、天職に飛び込む
○…区内の障害者施設や養護学校、地域ケアプラザなどが参加し、障害者の相談事業や地域課題の共有などに取り組む旭区地域自立支援協議会の新会長に就任した。「前任者は若い頃から30年近く福祉事業に携わっていた『旭区の顔』のような人。偉大過ぎて…私に後が務まるのかなぁ」と不安を口にする。しかし柔和な笑顔から滲み出る情熱は決して前任者と引けを取らない。そこを見込まれたのは間違いない。
○…前職は全国にチェーン展開する飲食会社。就職氷河期の入社で働きづくめの10年間。ふと立ち止まった時、「緩やかな時が流れる」雰囲気に魅力を感じたのが畑違いの福祉業界だった。思い切って飛び込んだが、障害者と接する知識もないまま、「関係性が築けず空回りばかり」でもがいた最初の3年間。社会福祉士の資格取得を目指し通信教育を受け、現場実習にも参加し、接し方を見つめ直すことで、自分の中に基礎となる柱ができた。歌舞伎俳優の故中村勘三郎さんの「形無しと型破りは違う」の言葉が心の支えになったという。
○…茅ヶ崎市の生まれ。共働きの両親に代わり祖母が世話してくれた「お婆ちゃん子」。自身の成長と反比例して弱っていく祖母の姿に「自分にできることがあれば」と考えていた当時。そんな「誰かのために」の思いが天職を引き寄せた。
○…湘南生まれだけあってサーフィンが趣味。週に1〜2回は波を求めて、早朝車を走らせる。貴重な自分だけの時間だ。気持ちがリセットされるのはもちろん、海で波待ちをしている時に「仕事の考えがまとまったり、物事が整理されたり」するそうだ。中学生になった愛息が「最近だんだんかまってくれなくなって」と少し寂し気な父親の顔を覗かせた。
ピックアップ
意見広告・議会報告
旭区・瀬谷区 人物風土記の新着記事
コラム
求人特集
- LINE・メール版 タウンニュース読者限定
毎月計30名様に
Amazonギフトカード
プレゼント! -

あなたの街の話題のニュースや
お得な情報などを、LINEやメールで
無料でお届けします。
通知で見逃しも防げて便利です!











