戻る

旭区・瀬谷区 人物風土記

公開日:2024.01.18

「ぱれっと旭」の「おもちゃ病院」で代表を務める
須藤 富雄さん
鶴ケ峰在住 73歳

子どもの笑顔守るドクター

 ○…区内の各所でおもちゃの修理を行っている「おもちゃ病院」。2008年頃から活動を続けている同団体に7年ほど前に加入した。「退職後に、何をやろうかと思っていた時に存在を知った。元々ラジコンなどの修理が好きだったので、暇つぶしになればと思った」と笑う。2年ほど前からは代表も務めており、「当時は自分が一番若く、長く務めるために我こそがという思いだった」と情熱を見せる。

 ○…福島県いわき市の出身。小さい頃から「動くもの」が好きで、中学生の時にはゴーカートを自ら作り運転したことも。その後は工業の高等専門学校に進学し、機械工学を専攻。自動車部の部長を務め、中古車を改造した自動車づくりに没頭した。「分解や組み立てなど、新しいものを作るのが昔から好きだった。その頃が自分の原風景だったな」と振り返る。

 ○…卒業後は自動車会社の工場などで勤務。海外の工場立ち上げにも携わった。仕事に精を出す一方、「家族を連れて旅行にもよく行っていた。今は孫とも頻繁に会っている」と良き父親、祖父の一面も覗かせる。また退職を機にバイクを購入し、現在でも仲間とツーリングを楽しんでいる。「北海道で1か月間滞在し、キャンプして回ったりしている。続けていくために、体力を維持しないと」と苦笑する。

 ○…「おもちゃ病院」は、今年は既に150回ほど予定が入っており大忙しだが、「きついより楽しいが上回っている。小さい子どもからありがとうと言われたり、喜んでもらえるのが嬉しく、活動のエネルギーになっている」と目を細める。元工場勤務、元校長など、様々な経歴を持つ仲間とともに、「地域のドクター」として活動を続けていく。

ピックアップ

すべて見る

意見広告・議会報告

すべて見る

旭区・瀬谷区 人物風土記の新着記事

旭区・瀬谷区 人物風土記の記事を検索

コラム

コラム一覧

求人特集

  • LINE
  • X
  • Facebook
  • youtube
  • RSS