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公開日:2024.01.18

旭警察署2023
犯罪件数 前年より増加
コロナ禍明けの影響も

 2023年に旭区内で発生した犯罪件数が、前年比で81件増の892件(暫定値)であることが、旭警察署(吉田善成署長)の集計で分かった。特に、自転車盗は前年より27件増の127件となった。

「防犯の意識高めて」

 旭警察署生活安全課によると、乗り物を狙った窃盗事件が増加し、自動車盗は14件(前年比6件増)、オートバイ盗は54件(前年比13件増)、自転車盗は127件(前年比27件増)だった。

 また、万引き、器物損壊、暴行などの犯罪も、530件(前年比62件増)と、増加傾向をみせた。

 同課の担当者は「2023年はコロナ禍明けで人の流れが活発になった。飲み会帰りに駐輪場から鍵のかかっていない自転車を勝手に使い乗り捨てる犯罪もみられるなど、経済活動再開による犯罪が多くなってしまった」と振り返った。

 区民に対しては「自転車でいえば、鍵をダブルロックにする、鍵をつけっぱなしにしないなど、各自が被害を防ぐ意識を高めないといけない。防犯の知識だけでなく、意識ももってほしい」と注意を促す。

二輪・高齢者の事故多発

 2023年に区内で発生した交通事故の件数は、前年比で46件減の482件だった。内訳は、二輪車の絡む事故が175件、高齢者の絡む事故が170件で、合わせると7割を占めた。また、横断歩道での事故は52件発生し、前年比で11件増加した。

 同署交通課は「二輪車、高齢者の事故が多いのが、旭区の特徴。横断歩道での事故が増えたというのは、コロナ禍明けで外出する人が増えた影響が出ているのではないか」と語った。

 また「自転車でヘルメットを着用している人がまだ少ない。自分の身を守るために、活用してほしい」と呼びかける。

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