旭区・瀬谷区 人物風土記
公開日:2024.02.22
NPO法人日本国際ボランティアセンターの広報担当を務める
並木 麻衣さん
旭区在住 39歳
旭区の片隅から即時停戦を叫ぶ
○…緊迫した状況が続くイスラエルとパレスチナ。神妙な面持ちで厳しい現状を語る姿からは「決して諦めない」という芯の強さがひしひしと伝わってくる。
○…生まれは東京。小4から千葉で育った。高校時代に起きた「9・11」をきっかけにジャーナリストを目指し、新聞部にも所属した。しかし大学時代にパレスチナに留学した際、現地で知り合った日本のジャーナリストらが「日本に状況を知らせようと記事をたくさん書いても『ニーズがない』と突き返される」姿を見て、「目指すべきところではないかな」。まず企業に就職し、スキルを身につけよう、と考えを改め、留学時に知り合ったNGOを支援するベンチャー企業に就職。ボランティアでNGOの事務局長などを勤めた後、日本国際ボランティアセンターに転職した。
○…結婚を機に旭区へ。これまでの人生では「根を下ろした感覚がなかった」が、区民となって10年になる。それでも地元のことにはまだまだ疎いと笑う。「やりたいことはいっぱいある」と目を輝かせる。地元の歴史などにも興味が湧いてきた。双子を含む4児のママでもある。子育ては「やっぱり大変ですよー」と苦笑。紛争地域で子どもの亡骸を抱き、泣く母親の姿の映像に、罪の意識を感じることも。「気持ちを切り替えられない時もあり、子どもたちに申し訳ない」と俯く。クロスステッチで縫っていくパレスチナ刺繍で気持ちの平穏を取り戻す。針と糸に集中し、できた時の達成感に「セラピー効果がある」と常に携帯している。
○…3月にはJVCの正規職員を辞め、若手にそのポジションを譲る。「『国際支援は誰でもできる』ということを広めていくため、修業に出ます」と前を向いた。
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