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旭区・瀬谷区版 公開:2024年4月11日 エリアトップへ

25周年を迎えるよこはま動物園ズーラシアの園長を務める 村田 浩一さん 旭区上白根町在勤 71歳

公開:2024年4月11日

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社会変革のヒーローへ

 ○…「生命の共生・自然との調和」をメインテーマに掲げる、よこはま動物園ズーラシアの園長に就任し13年。情報発信を重視し、SNSなどで施設の役割をアピール。絶滅危惧種のツシマヤマネコなどの繁殖にも職員と挑戦し、成功させた。4月24日に迫った25周年について「あっという間という思い。国内の大規模動物園の中ではまだまだ若い園。時代を先取っていきたい」と意気込む。

 ○…自身が動物園に関わり始めた40年前に比べ、施設へのニーズは変化したという。「学びを深める場としての役割がより大きくなっている」と実感。飼育の裏側を見学できる「バックヤードツアー」や、動物の生態について学ぶ「レッツスタディ・ズーラシア」を実施。「体験を通して利用者が知識を身につけてもらえたら」と期待を寄せる。

 ○…神戸出身。幼少時はテレビで憧れて「カウボーイを目指した時期もありました」と笑みを浮かべる。獣医師の道へ進んだ後は、神戸の王子動物園でも働いた。鎌倉市在住で家族は妻と娘、3人の孫たち。休日は森など静かな場所を巡り、野生動物や昆虫などを観察しているという。

 ○…アメリカやヨーロッパでは、飼育環境に配慮する「アニマルウェルフェア」(動物福祉)が浸透しているという。「日本でも徐々に進んでいますが、世界基準にはまだまだ達していない」と危惧している。「動物園は、社会変革のヒーローにならなくてはならない」という、世界動物園水族館協会会長の言葉を引用し、環境保全や生物多様性の保全などに率先して取り組んでいきたいと目標を語る。世界一流の動物園とも肩を並べられるよう、園長としてこれからも園を引っ張っていく。

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