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旭区・瀬谷区 人物風土記

公開日:2025.06.05

ロケ地として旭・瀬谷区が用いられた映画の主演を務めた
船ヶ山 哲さん
旭区二俣川出身 49歳

「挑戦したい」を大事に

 ○…旭区や瀬谷区をロケ地に使用し、4月にサンハートで上映会を行った映画「鉛筆と消しごむ」の主演を務めた。滋賀県で生まれ、幼少期に二俣川へ移った。地元にある合気道の道場に通うなど、思い出深い地域だ。「地元での撮影、上映はずっとやりたかった。上映会に知り合いも呼べて嬉しかった」

 ○…中学生の時に、テレビを見て俳優に憧れた。養成学校へ通うも、「芸能界とつながってないと感じた」。その後は業界への入口を探りながらも、サラリーマンなど職を転々。「パフォーマンスの技術を得ることで、芸能界への扉を見つけたい」と始めたスプレーアートで映画に関わる機会に恵まれ、関係者との縁もあったことから、45歳頃から俳優としてのオファーも来るように。これまで30本ほどの映画やドラマに出演してきた。「演技に自信があるわけではなかった。セリフが飛んでしまうことも多く、楽しいと思える余裕はなかったな」

 ○…役者以外にも、会社経営や歌手、本の執筆など活動は多岐にわたる。昨年発行した、自らの飼い猫とのエピソードを元にした小説「捨てられた僕と母猫と奇跡」は10万部超えのベストセラーとなった。「知名度を上げて芸能界への道を見出したいという思いもあった。なんでも挑戦したいと思ったら行動に移してきた」。それでも現在は俳優活動に注力する意気込みだ。「人の人生に影響を与え、分岐点になれる仕事なんです」

 ○…カナダに家族や飼い猫と住んでいるが、今は単身赴任。映画出演でスケジュールは埋まっている。「演技は難しく大変。今でも毎回心が折れそうになる」。息抜きで温泉や旅に行くというが、「セリフを覚えることに時間を使ってしまう」と苦笑い。

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