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旭区・瀬谷区 人物風土記

公開日:2025.07.10

7月1日付で横浜旭ロータリークラブの新会長に就任した
五十嵐 正さん
保土ヶ谷区在住 71歳

防災通じ、人の輪つむぐ

 ○…奉仕活動を展開する旭ロータリークラブ。区民まつりや旭ジャズまつりへの参加、ガールスカウトと連携した地域美化などを行う。災害対策も大きな柱で、被災地支援や中高生のチャリティコンサート、講演会など内容は多岐にわたる。会長職は2度目で、「地域の一員として歩み、考え、笑い、もしもの時は力を合わせる。そんな存在でありたい」と願う。

 ○…保土ヶ谷区にある印刷会社の代表取締役。顧客に誘われ、約35年前に同クラブに入会した。一連の災害対策を推進してきた人物で、傾倒のきっかけは東日本大震災の被災地に足を運んだこと。津波で家が流され、駅舎だけがポツンと残る風景に衝撃を受けた。「メディアで見るのと、自分の目で見るのとでは全く違う。匂いや空気は実際に行かないと分かりません」。熊本地震の被災地などにも足を運び、そこから地元の防災・減災対策にシフト。今は避難所体制の充実が大きなテーマとなっている。

 ○…家族は妻と2人の子ども。趣味は絵を描くことで、風景画などを手がける。「自分なりに表現したい。描いている過程で、どんどん変化するのが面白い」と、創作の魅力を力説。横浜と川崎のロータリークラブで組織される第2590地区の美術同好会の幹事も務めている。

 ○…同クラブの新たな取り組みとして試作しているのが、防災頭巾の機能を持ったエコバッグ。「いざという時にガラス片などから身を守る最低限の備えになるはず」とアイデアを膨らませる。地域にサンプルを配り、より良いものにブラッシュアップしていく。防災エコバッグには地元とのつながりを深める狙いもあり、「ロータリーを理解する人が多くなれば、会員拡大にもつながるはず」と見据える。

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