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公開日:2025.07.10

二俣川小児童
解体の校舎に思い出描く
記録写真 大判ポスターへ

  • ペインティングする6年1組の児童

  • 感謝の気持ちを表現したペイント

 現敷地内で校舎の建て替えが進んでいる二俣川小学校(泉太郎校長)。今年8月から新校舎の運用が始まり、1967年から使われている現校舎は9月頃から取り壊される。同校では思い出作りのため、児童たちが6月末頃から現校舎壁面にイラストを描き、記録写真として撮影する取り組みを進めている。

 ぺんてる株式会社とキヤノンマーケティングジャパン株式会社が2014年から協働して行う「校舎の思い出プロジェクト」の一環。建て替えや統廃合により取り壊される小学校に通学する児童が校舎全体を「キャンバス」に見立て絵を描き、デジタルカメラで撮影。最後に大判ポスター化され、記念品として寄贈されるもの。

「感謝の気持ち持って」

 取り壊しに合わせ、活動をしたいと考えた同校が、プロジェクトに申し込み実現。ペイントには全校児童が参加し、クラスごとにコンセプトを考えた。学級目標になぞらえた絵や「おおきなかぶ」など授業で学習した事柄を表現した絵、「ありがとう。二小」と描かれた絵などさまざまだ。ペイントは夏休み前までに完成する見通しで、最後に6年1組の児童が写真撮影をする。

 泉校長は「卒業生や自分たちが学んできた校舎に感謝の気持ちを持って取り組んでほしい」と思いを語る。

 7月3日にペイントを行った6年1組の畑村康心さんは「自分たちの思い出がテーマ。これまでを振り返って、心を込めて描いた」と話した。

 新校舎は8月27日から使用する予定という。それに合わせ8月30日には、地域の人も招き「新校舎のお披露目会」が開催される。同会終了後には、卒業生や保護者に向けてペイントが披露され、現校舎はその後取り壊される。

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