旭区・瀬谷区 人物風土記
公開日:2025.07.24
7月から横浜旭ライオンズクラブの会長を務める
瀬田 和之さん
旭区笹野台在勤 51歳
「第二の故郷」に恩返し
○…「ボランティアってあまり興味も無いし、何するんだろう。最初はそんな感じだった」。約10年前に知人の誘いで入会。手探りで活動を続けてきたが、小学校で薬物乱用防止教室を実施した時の、子どもたちの真剣な姿を見て活動の大切さに気付いた。新会長として懸念するのが、コロナ禍も一因という会員数の減少。「ボランティアには人手が必要。会員増加に着手したいし、現会員の絆を強めて力を結集し、奉仕に努める」
○…「旭区の会社に長年勤めて、旭ライオンズの会長になった。運命を感じるな」。旭区笹野台で不動産、建築を扱う会社に21年前に入社。実家が建築業に携わっており、小さい頃から身近で興味があったことから進路を定めた。現場監督の仕事や資格勉強に日夜励み、旭区を中心に新築物件などを多く扱い、実績を積み重ねた。現在も代表として職務にあたる。「座間市で生まれ育ったが、旭区には仕事でお世話になってきた。第二の故郷だね。産まれたのも二俣川の産婦人科だし」と笑顔。
○…奉仕、仕事と忙しい日々。社会人になって始めた釣りは、今でも息抜きとなっている。「自然と一体になれる。釣れなくたっていい」。自宅では50坪もの家庭菜園を楽しむ。最近ではピーマンやナス、ししとう、生姜など多様な夏野菜が収穫を迎える。「母方の実家が山奥で、小さい頃は鮎獲りや猪狩りに行っていたな」。自然との戯れが、自身の原点だ。
○…ライオンズの今期テーマは「地域に根ざし仲間と築く、クラブの絆と奉仕の輪」。会員の力を借りながら、献血の呼びかけなどの既存の活動はもちろん、新しい取組にも挑戦する意気込みだ。会長、そして代表として「”地元”を盛り上げて、恩返しがしたい」
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