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公開日:2025.07.24
吉沢協平さん(旭区)
10日間走で日本記録
1284Km走破、アジア歴代2位
”超長距離”を走るランナーとして活躍している会社経営者・吉沢協平さん(旭区在住/49歳)が、6月下旬に米国ミルウォーキーで開催された「10日間走」の大会で、約1284Kmを走破して優勝。初出場ながら国内最長、アジアでも歴代2位となる記録をマークするなど快挙を達成した。
中学から大学まで陸上に取り組んでいた吉沢さん。40歳頃から本格的にマラソンに打ち込むようになり、昨年5月に行われた国内初の「6日間走選手権」では、当時の日本最長記録となる827Kmで優勝した。同選手権以降も国内外の大会に出場。これらの経験を踏まえて、自身初となる「10日間走」に挑戦することを決めた。
判断力が不可欠
吉沢さんが出場したミルウォーキーの大会は、スケートリンクの外周(443m)を走り続けて距離を競う。休憩や睡眠はランナーに委ねられており、持久力や身体の耐久力、メンタルの強さはもちろん、食事や睡眠を含めた自己管理、走破距離や身体の状態に合わせたペーシングなど、高い判断力や対応力が求められる競技だ。
吉沢さんは当初、前半の6日間を、別の選手が有する現在の日本記録(911Km)を更新するペースで走る作戦だったが、3日目の時点で「このままだと潰れるかもしれない」と感じたことから軌道修正。最終日まで走り切れるようペースを調整した。
「苦労しました」と振り返るのが、屋内での競技だったこと。天窓から日光が差し込むものの、日本との時差の影響もあり、「体内時計が完全におかしくなってしまった」という。また、睡魔との戦いもあり、副作用で眠くなる痛み止めを我慢したり、応援ソングを聴いたりするなど対策。10日間が終わった時点で2位の選手を大きく引き離して、2897周、1284・942Kmを走り切った。
さらに歩を進める
吉沢さんは今大会について、「目標としていたアジア記録を更新できなかったのは残念ですが、優勝には満足しています。経験を積むこともできました」と振り返る。改めてマネジメントの重要性を痛感したそうで、「睡眠の時間や間隔など改善したい」と話す。
今後は、9月にハンガリーで開催される6日間走に出場予定。10日間走については来年4月のニューヨークの大会などを視野に入れており、「それぞれのアジア記録の更新を目指します」と意気込む。
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