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公開日:2025.08.28

神奈川県
子どもの居場所を創出
コナミと連携、三ツ境で

  • ピックルボールを体験

  • コナミのインストラクターが勉強も見守る

 神奈川県が民間企業と連携して進めている「こどもの居場所づくり」の一環として、瀬谷区にあるコナミスポーツクラブ 三ツ境で8月21日、小学生を対象としたイベントが開催。夏休み中の児童が安心して過ごせる場所を地域で創出しながら、スポーツを楽しんでもらう狙いで、16人が参加した。

 県が昨年度から取り組んでいるモデル事業。県次世代育成課の担当職員によると、近所付き合いといった地域のつながりの希薄化や少子化が進むなか、民間企業やプロスポーツチームの協力を得ながら、学校や家以外に子どもが過ごせる場所を創り出すことが目的だ。特に学校の夏休みや冬休みなど長期休業中の居場所確保は大きな課題の一つになっている。

 コナミスポーツ(株)=東京都品川区=でも同事業に協力。昨年度は放課後の時間帯に実施していたものの、今年度は三ツ境を含む県内2施設で長期休業中に行うことになった。今の時季は暑さによって屋外で運動することが難しい状況もあり、環境の整った屋内でスポーツに取り組む機会を提供したいという。

運動、勉強も

 今年度のコナミスポーツクラブ 三ツ境でのイベントは7月と8月、12月の全5回。21日の内容は、テニスや卓球の要素を併せ持つスポーツ「ピックルボール」。子どもたちは同社のインストラクターの指導のもと、「パドル」と呼ばれるラケットの使い方やボールの打ち方などを体験した。

 スポーツ終了後には宿題と昼食の時間もあり、子どもたちは楽しんでいた様子だった。兄弟で参加した小学校5年の児童は初めてピックルボールをプレーしたと言い、「ボールがアウトにならないよう打つことが難しかった」と振り返った。また、別の5年生の子どもは「涼しい場所でスポーツができて良かったです」と笑顔で話した。

 同社の広報担当者は子どもの居場所づくりについて、「別の施設で行った同様の事業は満員となり、需要があることを実感しました」と手ごたえを話す。同課の担当者は「子どもたちが体を動かすことができて良かった。友達と触れ合う時間にもなる」と話した。

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