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公開日:2025.09.11
二俣川小
新たな学び舎完成
地域住民にもお披露目
二俣川小学校(泉太郎校長)で8月30日、新校舎の完成に合わせお披露目会、見学会が開催された。当日は児童のほか卒業生や地域住民も訪れ、学び舎の新たな門出を祝った。
3代目の校舎
同校の歴史は約150年前にさかのぼる。1872(明治5)年に明治政府から頒布された「学制」に基づき、翌73年に宮沢学舎として開校したのが最初だ。
開校以来2代目という旧校舎は、1967年から使用されていたが、老朽化のため新校舎の工事が2年前から始まっていた。
新校舎は8月の夏休み明けから運用を開始。同校によると、体育館には空調設備が設置され、快適に運動ができる環境が整備された。また、中庭が設けられ、太陽光を採り入れることにより校舎内が明るくなったという。教室数は以前の42から60に増加した。
見学会では、地域住民から最新の設備や教室の広さに感嘆の声も。実際に校舎を使用した児童は「プールの見学席がきれいになった」「多目的教室ができ、遊ぶために使えそう」「きれいになったので掃除を頑張りたい」といった感想があがった。
泉校長は、これまで2万人以上の卒業生を輩出してきたことを念頭に「昔と今、2つの校舎を経験できるのは少しの人数しかいない。貴重な経験ができている」と呼びかけ。「これからたくさんの人たちが使っていく第一歩になる。大事に校舎を使ってほしい」と語った。
6年1組の乃一(のいち)珠世さんは、旧校舎での思い出に触れ「工事で校庭が使えなかったが、体育館で行った発表会が楽しかった」と話した。新校舎については「色んな教室があってすごい。特に委員会で会議室を使うのが楽しみ」と述べた。
ペイントで彩る
旧校舎は9月から取り壊しが始まる。児童らは、これまで過ごしてきた思い出を残すため、旧校舎壁面にイラストを描き、記録写真として撮影する取り組みを6月末頃から進めていた。ぺんてる株式会社とキヤノンマーケティングジャパン株式会社が2014年から協働して行う「校舎の思い出プロジェクト」の一環で、全校児童がさまざまなペイントを施した。
イラストは、新校舎と合わせて地域住民にお披露目。取り壊し前最後の思い出として、二俣川小学校の歴史に刻まれた。
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