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旭区・瀬谷区 文化

公開日:2026.03.26

だるまが地域つなぐ
白根神社・不動尊

  • 左から伊藤さん、齋藤さん、横溝さん

    左から伊藤さん、齋藤さん、横溝さん

 1月にはだるま市に多くの人が訪れる、旭区白根の「白根神社・白根不動尊」。1000年近くになるという同所の歴史や、「地域を盛り上げよう」と始まっただるま市について、白根神社総代会の齋藤祐一会長、氏子総代会の伊藤将文副会長、横溝昌敏さんに話を聞いた。

校名に名残り

 白根不動尊は、その名前も示しているが元々は寺。かつては周辺に「字不動丸」という地名も存在していたそうで、近隣の不動丸小学校という校名にもその名残りがうかがえる。齋藤さんは「地元の人たちも『お不動さん』と呼んで、大事にしてきた」と話す。

 転機となったのが、明治時代初期の廃仏毀釈。強制的に神社へ転換することとなり、「白根神社」となった。

「生活の一部に」

 神社となって以降、複数のイベントが開催されていたが、第二次世界大戦などの影響で自然消滅していった。

 だるま市が始まったのは1992年。氏子会がだるまを仕入れて販売を始めた。その後、近隣の障害福祉サービス事業所である「風の丘」も、平塚のだるま職人の指導を受け、オリジナルの「白根だるま」として作り始め、市で販売するようになった。

 現在だるま市では、氏子会が平塚から「長嶋だるま」を仕入れており、毎年800個ほどが売れているという。だが苦労もあるといい、伊藤さんは「どれだけ売れるか、仕入れ数の予測が難しいし、利益もほとんど出ない。お焚き上げもやっているが、消防への届け出などハードルも高い」と説明する。

 また、氏子会の高齢化も進んでおり、人数も多い時は400人ほどいたが、今では300人ほどに減っている。行事を実施するのも大変な状況になっているという。

 それでも「地元の人が喜んでくれるから、市を開催し続けている。遠くから来てくれる人もおり、嬉しい」と齋藤さん。横溝さんは「だるま市が近隣で開催されていると、生活の一部として親しんでもらえるのでは。地域の繋がりづくりのためにも、存続させていきたい」と語った。

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