川崎区・幸区 教育
公開日:2026.03.20
夜の仲見世、高校生清掃
市立川崎高生「ポイ捨て自分事に」
今年の1月下旬〜2月の毎週水曜日と金曜日の夕方から夜の時間帯に、川崎駅東口の繁華街・仲見世通りを清掃活動する高校生の姿があった。
清掃するのは市立川崎高校「いとしきゼミ」に所属する9人の生徒たちで約400メートルの商店街をトングとビニール袋を手にタバコの吸い殻や空き缶などを拾い集める。清掃時間は約1時間ほど。「平均400本ほどのタバコの吸い殻が集まります」と白木冴奈ゼミ長は語る。
ゼミ活動は授業の一環。いとしきゼミでは昨年度から、タバコから川崎市の4K「景観」「環境」「健康」「共存」を守り、路上喫煙や吸い殻のポイ捨て削減を目指すことを掲げて清掃活動に取り組んでいる。
昨年度は朝方に清掃活動を実施したところ、商店街の関係者から路上喫煙やポイ捨てをしている人はいわゆるキャッチセールスを行う店員が多いと聞き、「そうした人たちに清掃活動を知ってもらおう」と、人通りが多くなるこの時間帯を選んだ。
ピンク色のジャンパーを着用し「その一本の思いやりがこの街を綺麗にします」と書かれたのぼり旗を立てて掃除をする。「ポイ捨ては禁止です」との呼びかけは行わない。その利用を白木さんは「上から目線での啓発をしても意味がない。自分事として捉えてほしいから」と説明する。
タバコを吸う人も排除しないまちづくりを願いながらゴミを拾いあつめる。すると店員から「俺たちもこういうことをやらないとな」といった声も聞かれ、少しうれしくなる。ただ、清掃活動を終え、元来た道を歩くとタバコが落ちている光景も目にする。生徒たちは清掃活動を通じた行動変容に関心を示すが「習慣や行動を変えるのはなかなか難しいですね」とつぶやいた。
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