キアゲハ 文:清水道夫(瀬谷環境ネット)写真:中村多加夫(同) 瀬谷の生き物だより148
五月晴れの庭を色鮮やかな大きな蝶がひらひらと飛んでいた。急いでスマホで写真を撮り後で確認するとキアゲハだと判った。
翅の色は明るい黄色で黒い条模様に翅を縁取る様に幅広の青色の斑と後翅最後尾の赤いアクセントが美しい蝶である。
本種は全国の平地から山地まで広く分布、草地や畑、河川敷など日当たりの良い明るく開けた場所を好んで生息する。
寒冷地では年2回、暖地では3〜4回発生し、春型と夏型がある。春型は体長5cm程、夏型は8〜9cmと大きく黒味が濃い。瀬谷市民の森の周辺や和泉川沿いの畑地や草地、近くの公園等で比較的容易に目にする機会がある。尚、よく似たアゲハ(ナミアゲハとも言う)は前翅の付け根の部分の灰色の斑が条状の模様になっているので見分けられる。
キアゲハの成虫はアザミやツツジ等で吸蜜し、蛹で越冬する。幼虫の食草はセリ科のニンジン、セリ、アシタバ等である。終齢幼虫は緑と黒の横縞模様に小さな赤点があり、意外と美しいので、食草の畑等を見る機会があったら幼虫を探してみるのも一興である。
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