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戸塚区・泉区 ピックアップ(PR)

公開日:2013.01.01

植木生産は絶やせない

  • 社訓の前に立つ生駒社長

 植木生産と造園業の2本立てで、個人宅や寺社、マンションなどの民間工事のほか、公園などの公共工事も請け負う。戸塚駅のペデストリアンデッキの緑化に加えて、昨年は泉区役所屋上の緑化も行った。



 長年の付き合いがある個人宅や寺社には自ら現場へ出向くことも。「個人のお客様が会社の本筋。大事な部分をおろそかにしてはいけない」。社員たちにも日ごろから言い続ける。



 横浜市内の植木生産の先駆けとして、93年前に小雀町で創業した生駒植木(株)。約15haの広大な圃場を有し、曾祖父の代から植木生産を続けてきたという。



 仕事の原動力は会社を預かっているという責任感だ。「今ある植木は何十年も前に植え育てられたもの。だから絶やしてはいけない」。次に渡すまで作り続ける義務が、自分にはある。



 環境保護に配慮し、自社で剪定、伐採した枝や幹をチップ化。肥料として土に返すリサイクルの試みも行っている。



 この仕事は自身にとって、まさに誇りそのもの。商売として成り立つだけではなく、横浜の緑と農地を守り続けている。



志あるから続けられる



 昨年、横浜型地域貢献企業に認定。10年以上続ける活動の一つ、小雀小学校児童への「緑育授業」では植木の”価値”を子どもたちにPR。「植木はCO2を吸収して、O2を出す。横浜の環境を守っているんだ―」。



 植木生産を続けていくのは厳しい時代だ。しかし「お金のためだけにしている仕事ではない」と力を込める。そこにあるのは”志”。横浜の緑を、先祖から預かった土地を守らなければという志が、自身を突き動かす。



植木はバトン



 伝統あるこの仕事を次世代に繋げていくためにも、人材育成は欠かせない。社員の中には、全国の植木会社から住み込みで修行するケースも多いという。



 根気がなければ続かない厳しい仕事。けれど、そこにはものづくりの楽しみがある。小さな種から育て上げ、それが売れたときの喜び、達成感があるから続けられる。「植木はまさにバトン」。引き継いだ緑を、次に繋げるリレーは続く―。

 

生駒植木株式会社

横浜市戸塚区小雀町1805

TEL:045-851-1805

http://www.ikoma-ueki.co.jp/

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