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戸塚区版 公開:2016年7月14日 エリアトップへ

30周年を迎えた「ぐるーぷ・ちえのわ」代表の 奥山 雅子さん 栄区在住 67歳

公開:2016年7月14日

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「ちえのわ」もっと大きく

 ○…様々な子どもたちの学習支援をする「寺子屋」。余暇活動を支援する「ちえのわサロン」。学校や集団生活に馴染めない子どもを支援する「ちえのわルーム」――。これらが活動の中心だ。活動の拠点となる小雀町の3つの家では、障害のある子もない子も、互いに関わり合い、相手のことを知ろうとしている。「一緒の場所で活動し、違いを認め合うことは、自分を認めてあげるきっかけにもなるはず」と話す。

 ○…約30年前、小雀小学校の教員だった頃に「ひろがり教室」がはじまり、担任を務めた。「障がいのある子もない子も、一緒に学べるところは学ぼう」という取り組みだ。1年目には2人の児童が、2年目には重い病とたたかう「ちえちゃん」が入級。そんな取り組みに共感するように、彼女らを囲むキャンプが保護者によって企画された。同校も協力し、盛り上がったという。このキャンプは、その後約20年もの間続いた。そして今の「ぐるーぷ・ちえのわ」の活動につながっている。「ちえちゃんは3年生の頃に天国に召されたけれど、残してくれた尊いつながりの輪は、今も続いています」

 ○…ボランティアや地域の協力など、多くの人の力があったからこそ活動が続けられているという。小雀町にある拠点も、「廉価で貸して下さる大家さんのご厚意と、地元で造園業を営むちえちゃんのご両親の尽力があり実現した」と話す。7月16日に行う「ちえのわまつり」は、そんな溢れる感謝の気持ちを込めて開催する。

 ○…「子どもたちを支えているようで、支えられているのは自分の方」だという。近頃は「ちえのわ」を巣立った子どもたちが成人し、「支える側」として戻ってくることも。「この場所を使って、新しい事をしたいという人が出てきてほしい。後継者というと重たいけれど」と笑顔だ。「ちえのわ」が、これからさらに大きく広がっていく姿を思い描く。

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