仁天堂薬局のコラム 「きょうは漢方の話」 〜【1】夏風邪に効果があるのは?〜
仁天堂薬局の薬剤師・湯川です。今月から隔月で漢方の効能や「かかりつけ薬剤師」について語っていきます。
当薬局は現在では、調剤・在宅介護にも力を入れていますが、そもそもは27年前、この戸塚の地で「漢方薬局」として開局したのが始まりです。薬学生時代に漢方の魅力に触れ、卒業後は師についてさらに知識と経験を身に付け、それを生かすため、この道を選択しました。
私は古代中国から今に伝わる「陰陽五行論」などを使い、相談者に合った調合を行います。
この時期、晩夏から初秋にかけて多く寄せられるのは、夏の疲れに関するもので、体力低下、食不振には十全大補湯に効果が見られます。また、下痢や暑気あたりには五苓散が良いですね。効かせ過ぎた冷房で寝冷えを起こし、夏風邪をひく方も多く、こちらには清暑益気湯に効能が認められます。
夏風邪は、冬風邪と違い、症状が緩慢なものが多く、それゆえに長引きがち。年齢とともに体力が低下してきた方には、身体に優しい漢方は特に合っているようです。お気軽にご相談ください。
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4月18日