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地元題材の大型絵本 俣野町で約20年ぶり公開 主婦らが子ども思い制作

文化

掲載号:2018年7月12日号

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作品と制作に関わったメンバー
作品と制作に関わったメンバー

 ドリームハイツ(俣野町、深谷町)の主婦らが、1980年から約10年にわたり制作していた大型絵本が7月14日(土)、俣野町にある交流施設「夢(むー)みん」で公開される。地域の子どもに楽しんでもらおうと、戸塚の民話を題材につくられたもので、今回、近隣住民には約20年ぶりに披露される。

 この絵本は、ハイツ在住の主婦による、縦80cm、横110cmの大型作品。

 主に区内に伝わる民話を題材につくられたもので、猫が集い、踊りを繰り広げる姿を描いた「ねこの踊り場」(踊場地区)や、木こりと滝の女神の物語「まさかりが淵」(汲沢町)などが形になっている。

様々な工夫凝らす

 制作が始まったのは1980年。当時のハイツはファミリー層がほとんどだったという。「集会所内の図書室に連日子どもが来ていて。もっと楽しめるものがないかみんなで模索した結果、絵本に辿りついた」と当時の制作メンバーの野澤光代さんは振り返る。

 声を掛け合い、ハイツの主婦約5人が制作を開始。親しみやすい内容にするため地元に伝わる民話をベースにし、毎年開催されるハイツの祭りで大勢の子どもに向けて発表できるよう、大型仕様にした。

 作業では、背景の濃淡を和紙で表現し、主人公の服にわらや手ぬぐいを用いるなど、様々な工夫を凝らした。特に「まさかりが淵」は、何度もパーツを重ねる部分があり骨を折ったという。

 こうして89年まで、年に1冊のペースで制作。メンバーの徳山美歩子さんは「発表したときは大好評。若さあってこそつくれたのかも」と話す。

「再び日の目を」

 少子高齢化や題材が尽きたことにより、90年以降は制作を中断、作品は集会所の倉庫で保管された。時折、区内の施設で朗読されたことはあったものの、当時のように住民に向けて読まれたのは約20年前が最後だった。

 そんな中、今年5月頃、毎月イベントを行っているハイツ付近の交流施設「夢みん」のスタッフが絵本の存在を思い出す。「年月を経て、また披露したら面白いだろう」と、朗読の企画が立ち上がった。読み手を担当する渡邊朝子さんは「再び日の目を見ることができて嬉しい。元々子ども向けにつくられたので、今の子どもたちにも楽しんでもらえたら」と語った。

 朗読会は7月14日(土)、同交流施設で行われる。

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