仁天堂薬局のコラム 「きょうは漢方の話」 【6】心の症状にお悩みの方へ
春から初夏へ季節が移っていくなか、心のバランスを崩し、悩まれている方からの相談が例年増えてきます。
不眠症で体格ががっちりした「実証」の方には柴胡加竜骨牡蛎湯、細身で顔色の優れない「虚証」の方には桂枝加竜骨牡蛎湯を使います。疲れて眠れない方には酸棗仁湯、イライラして眠れない方には抑肝散が効果的です。
漢方名に「牡蛎」が出てきますが、カキの殻は煎じると気持ちが落ち着く効能があるからです。また抑肝散は認知症にも補助的に効くと言われ最近注目されています。
うつ症状があり、喉のつまったような感覚(梅核気)のある方には半夏厚朴湯、何となく気力がなく胃腸の弱っている方には補中益気湯が合うようです。
専門薬剤師に相談を
漢方は病名よりその時の症状や体質(証)で判断されます。「同病異治」「異病同治」という言葉ありますが、当薬局では、その人に合った漢方薬を調合させていただきます。
なお、毎週水曜日は「未病相談日」(本店で予約制)を設けています。こちらも含めて、お気軽にご相談ください。
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4月18日