仁天堂薬局のコラム 「きょうは漢方の話」 【11】陰陽五行論について
今回は「陰陽五行論」についてお話します。
五行とは「木」「火」「土」「金」「水」の五星を表し、「木」は方位が東、色は青、五臓は肝、六腑は胆と決まっています。高松塚古墳の壁画でも青竜は石棺の東側に存在します。五行は相生・相克関係でつりあっています(五行図参照)。前回お話ししました「陰・陽」=月・日と五行を合わせると1週間(七曜日)になります。万物を陰陽と五行に分けて考えることが漢方の基礎になる「陰陽五行論」です。
その理論を基に、ご相談者の症状(証)や年齢・体質をつかみながらその方に適した漢方を選択します。
現在、コロナウイルスの流行により、感染症への不安、外出制限による運動不足、すごもりによる過剰なストレスがあります。テレワークやWEB授業、家族の食事の用意などイライラも溜まり、不眠やうつ病のきっかけになります。
イライラには「抑肝散」、不眠で実証(がっちりタイプ)には柴胡加(さいこか)竜骨牡蛎湯(りゅうこつぼれいとう)、虚証(細身で胃腸が弱いタイプ)には桂枝加竜骨牡蛎湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)を使います。お気軽にご相談ください。
![]() |
![]() |
|
<PR>
|
|
|
|
|
|
|
<PR>