神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
戸塚区版 公開:2020年8月27日 エリアトップへ

コロナの影(3) 影響は業種で濃淡 区食品衛生協会に聞く

公開:2020年8月27日

  • LINE
  • hatena

 いまだに収束の兆しが見えない新型コロナウイルス。「第2波の真っただ中」ともいわれ、密を避ける行動が求められる状況だが、その一方で人の流れを止めることは経済への大きな損失を意味する。戸塚区内でこの状況に苦しむ業界や団体などを不定期で取材する。

 区内飲食店や食品製造工場などの業種組合が、加盟する「戸塚区食品衛生協会」(平田榮司会長)に、区内の状況を聞いた(8月24日起筆)。

 食品衛生法に基づき食生活の安全と衛生の向上を図るため国とともに県、市、区で設立された「食品衛生協会(食協)」。1947年に誕生した戸塚区の食協は現在、飲食業協同組合や社交飲食業連合会、戸塚そば商業会、旅館組合のほか、水産、食肉、菓子工業など13の組合で構成される。

 平田会長によると、今回の新型コロナで一番大きな打撃を受けているのは協会内では飲食店だ。区食協の全体の3割を占める飲食業組合には約100会員が所属しており、新型コロナの影響は色濃い。「緊急事態宣言下はもちろん、第2波となった現在も、ある店では大型の予約がキャンセルになるなど苦しい状況が続いている」と平田会長。「なかには年内で店をたたむという人や、やめたい人もいる」

 その一方、影響の少ない業種は水産や食肉組合などだ。「スーパーでは売り上げが伸びているという話もあるが、それと同じように魚屋や肉屋などは家での食事が進み日常的に使うのでそれほど打撃を受けているわけではない」。和菓子屋などの会員がいる菓子工業組合に関しては「大きな影響があるわけではないものの、昨年同月比で1割・2割減という店も。これはボディーブローのようにじわじわと効いてくる」。

 苦境に立つ業種を救うべく、厚生労働省が発行する「感染症対策店」の証書が8月末に会員に配られる予定という。「何より望むのはコロナの“終息”。10年、20年残るともいわれるが、業界に関わるものとして一日でも早くもとに戻ってもらいたい」
 

戸塚区・泉区版のコラム最新6

ゆめが丘・定点観測

ゆめが丘・定点観測

第18回 撮影日2024年4月9日 午前10時〜雨

4月18日

泉サポートプロジェクト

泉サポートプロジェクト

vol.5 中北薬品株式会社 横浜西支店

4月18日

とつか歴史探訪

第105話 戸塚区・泉区の誕生

とつか歴史探訪

4月11日

お口から始まる健康、見直してみましょう

お口の健康塾 5th Vol.1

お口から始まる健康、見直してみましょう

4月4日

とつか歴史探訪

第104話 住民パワーが誕生させた東戸塚駅

とつか歴史探訪

3月14日

脊柱管狭窄症で歩けないあなたへ

NORII先生に聞く!「カラダ改善プログラム」その4

脊柱管狭窄症で歩けないあなたへ

3月14日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月4日0:00更新

  • 3月28日0:00更新

  • 2月8日0:00更新

戸塚区・泉区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

戸塚区・泉区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月18日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook