上矢部町に本社を置く、印刷紙器などパッケージ印刷業を営む(株)横浜リテラの星野匡代表取締役社長が12月2日、横浜市産業功労者表彰を受賞した。市内経済の活性化や地域活動の貢献が評価されたものだ。星野社長は「地道な作業をこつこつと積み上げたことが認められ、大変励みになる」と受賞の喜びを語る。
横浜市では毎年経済などで功績のあった市内経営者を表彰しており、今年は3人を選出。星野社長のほかに(株)小俣組の小俣務社長、(株)ローズ ホテルズ・インターナショナルの李宏道社長が選出され、12月に山中竹春市長から表彰状が渡された。
業界初のクリーン工場
横浜リテラは1933年に創業し、67年に区内上矢部町の横浜印刷工業団地に進出。97年には現在の横浜リテラと社名を変更し、印刷紙器などパッケージ印刷や各種印刷物の企画・提案から製造配送まで行っている。
星野社長は2001年に代表取締役社長に就任。09年にはより万全の食品衛生管理を実現するべく、業界初となる防虫・防塵・抗菌対策を徹底した自働生産化ラインを稼働する「クリーン工場」を新設。社業の発展に励み、市内経済の活性化に貢献してきた。現在同社が手掛けるパッケージは、横浜企業の商品のほか、大手食品会社および医薬品・化粧会社の商品など多数あげられる。
障害者福祉にも尽力
2011年には福祉への貢献を目的に、事業所内に指定就労継続支援B型事業所ハートフルリテラを開所。17年にはバリアフリーなどを完備する新社屋も落成し、現在45人の利用者と10人ほどのスタッフが所属する(株)ハートフルリテラ代表として、障害者福祉に貢献し続けている。
そのほか、横浜商工会議所戸塚支部長として管内の商工業者の振興発展及び地域的連携強化にも取り組む。地域振興政策委員会委員としてイベント情報や個別店舗情報、支援事例の紹介するホームページを新たに立ち上げている。
星野社長は「印刷業に従事して40年ほどだが、業界や地域の発展のために地道に行ってきたことが評価された」と話す。今後は人材育成に注力しながら、さらなる躍進を目指し企業努力を続けていきたいとした。
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