皆様の声がカタチに！　市政報告
高齢者が安心して暮らせる横浜へ
横浜市会議員中島みつのり

　９月18日は「敬老の日」でした。改めてこれまで社会を牽引して来られた高齢者の皆様に敬意を表します。

　私は、横浜市の高齢者施策の推移を注視し続けてきました。９月12日に行われた議会の場においても、質問に立った新人議員を党政調会長としてサポートしています。

ケアマネの処遇改善

　まず、ケアマネジャーへの支援についてです。極めて重要な役割を担っておられますが人数は年々減少傾向。このままでは介護保険制度の根幹に支障が生じてしまう事態を招きかねません。離職を防止し、人材定着に向けた支援は必須です。

　具体的には、処遇の改善に着手するほか、過剰な業務量の調整、ハラスメントを受けにくい体制作りが求められます。山中市長は、国に対し、介護報酬の向上を強く要望すること、利用者等からの過剰な要求やハラスメント被害を受けた時に相談ができる窓口の設置を検討すると答弁しています。

介護医療院の整備

　高齢者施設の整備も重要です。横浜市では、現在５千人近い方が特別養護老人ホームへの入所申込をされています。一方で、７割近い方は申込から６か月以内で入所できる状況になっており、以前に比べると改善されている感はあります。しかしながら、対応が難しい医療的ケアの必要な方が、なかなか入所できないお話はよく伺います。

　介護と医療の両方のニーズを併せ持った方を受け入れる施設の一つとして「介護医療院」がありますが、市内の介護医療院はまだまだ少ないのが現状。この整備を急ぎ検討すべきです。市長も前向きで、介護医療院の整備促進策を検討すると答えました。

国政とも連携する

　「団塊の世代」が後期高齢者となる２０２５年が目前に迫ってきています。２０４０年頃にかけては85歳以上の人口急増も見込まれています。

　私は、高齢者の皆様が安心して地域で暮らせるようにしたい。そのため、高齢者施設の充実だけでなく、地域包括ケアシステムの構築に国政とも連携しながら、取り組んで行きます。