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公開日:2024.01.01
健診で分りづらい「隠れ糖尿病」とは
区内でも数少ない糖尿病専門医である岡玲子医師が昨年12月、西横浜国際総合病院の副院長に就任した。岡医師に「隠れ糖尿病」と呼ばれる血糖値スパイク、「境界型糖尿病」について聞いた。
糖尿病とその予備軍は合わせて約2000万人いるとされ、自覚症状がほとんどないため知らぬ間に進行し、合併症の発症で初めて判明するケースが多いという。
健診の結果で血糖値が正常値でも、注意すべきなのが血糖値スパイク。健診時のように空腹の際ではなく食後に血糖値が急上昇し、その後急降下する状態だ。血糖値の乱高下は動脈硬化を起こす要因になる。一方、「境界型糖尿病」は血糖値が正常より高いが診断されるほどではない、予備軍の状態をいう。いずれも専門医に相談し、過去1、2カ月の血糖値平均を示すHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)を調べる必要がある。
血糖値が上がる原因は遺伝的なものや加齢など様々だが、食事のとり方や運動など生活習慣を見直すことで改善が期待できるという。岡医師は「糖尿病はうまくつきあっていく病気。家族が糖尿病、高齢で健診に行ってないなど不安がある方は相談を」と話す。
西横浜国際総合病院
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〒245-8560 神奈川県横浜市戸塚区汲沢町56
TEL:045-871-8855
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