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公開日:2024.01.01
横浜薬科大学
薬科大学ならではの特性生かし戸塚のシンボルと共に地域貢献
「”惻隠”の心を持つ薬剤師・研究者を世界へ」という理念のもと、2006年に開学した横浜薬科大学。特性を生かし、さまざまな地域貢献活動を続けてきた。昨秋、戸塚の街のシンボルでもある図書館棟のリノベーション工事を完了。三が日には4年ぶりに展望室の一般開放を行う。担当者は「高層階から眺められる相模湾や富士山は格別。楽しんでもらえたら」と話す。
大学は一般的に「学生や研究者のための施設」と思われがちだが、横浜薬科大学は「地元への貢献」を重要視してきた。
開学当初から実施する「市民公開講座」は、教授らが薬や健康に関する最新の情報をわかりやすく紹介してきた。コロナ禍でも地域の学びを継続するため、「オンデマンド版」として、事前録画した講座をインターネット上に配信。いかなる時も地域に「知の薬」を提供し、好評を得ている。
大規模リノベーション
21階建の図書館棟は、1964年に開業した横浜ドリームランドの宿泊施設として翌年建設されたホテルを改装したものだ。五重塔をモチーフにし「戸塚のシンボル」として親しまれる。
2019年の台風の影響で大屋根部分が破損したことを受け、「さらに50年もつ施設」を目指して2年4カ月をかけた大規模工事が行われた。屋根は鉄からチタン製に、バルコニーの手すりはバロック調のアルミ製に更新し、風雪に耐えうる仕様に強化。内装なども補修された。
1月1日から3日には4年ぶりとなる展望室の一般開放が行われる。
ハマヤクの鐘 新設
新たな門出にあたり昨秋行われた式典では、図書館棟前に新設された「ハマヤクの鐘」も披露された。コロナ禍で学生生活を送った20年から22年度の卒業生から記念品として贈られた鐘は「未知なる感染症に対する警鐘を社会に向けて鳴らし全ての人たちが健康で幸せな日が送れるように」との願いが込められる。担当者は「図書館棟と共に地域の方に関心を寄せてもらえたら」と話す。
横浜薬科大学
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横浜市戸塚区俣野町601
TEL:045-859-1300
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