戸塚区・泉区 ピックアップ(PR)
公開日:2025.09.25
あの頃の泉区、これからの泉区 vol.1〜2026年泉区制40周年〜 #住むなら泉区
一人ひとりの輝きを大切に
廣瀬貴樹さん((一社)かけはし・代表理事)
「小学校の校庭で毎日サッカーをしていたあの頃。長後街道がどんどん変わっていき、道路の反対側が遠くなっていったのを覚えています」
上飯田町出身で中和田小・中に通っていた廣瀬貴樹さん(42)は子ども時代をそう振り返る。廣瀬さんは横浜市の小学校教諭を14年間務めた後、2021年に不登校児童生徒のための居場所「かけはし」を泉区に設立。24年からいずみ野駅近くに拠点を移している。
拡がる長後街道
「上飯田から電車に乗るのにはバスで戸塚に出るか、いずみ野駅まで自転車で行くしかなかったんですよね」
現在は片側2車線となっている長後街道はもともと片側1車線。1989(平成元)年から2011(平成23)年にかけて拡幅工事が実施され、あわせて市営地下鉄も戸塚駅から99(平成11)年に延伸して新駅が開業するなど、泉区の交通網は大きく変わった時期だった(相鉄線も同時期に湘南台まで延伸)。
泉区の自然の豊かさ
廣瀬さんが泉区の魅力として感じているものの一つは「自然の豊かさ」。特に思い出深いのは、境川・下飯田遊水地にかかる吊橋「鷺舞橋」周辺の景色という。「兄とよくサイクリングに出かけていて、辺りの木々や田んぼの景色の美しさに癒されていました」
かけはしでも、子どもたちの活動の中に畑仕事を取り入れており、「自然に触れあいながら、泉区の営みを大切にする心がどこかに残ってくれたら」と思いを語る。
また、かけはしの活動を始めてから強く感じたのが、泉区のあたたかさという。「いろんな人のための施設があったり、町のために熱い思いを持った人たちがいたり。生まれ育った泉区ですが、こんなにあたたかい町だったんだなって再認識しました」
遊び場をもっと
現代について廣瀬さんは「今後どうなるか、想像もつかないくらい混迷の時代。だからこそ、自分らしさをみがき、自分で考える力が大切」と指摘する。そのため教育分野では個が大切という。
「もっと多様な表現が認められたらいい。文章でも絵でも、歌でもダンスでも、なんでも。そこにはいろんなメッセージが込められる」
子どもたち一人ひとりに「その子にしかできない考えや見方がある」と廣瀬さん。個々がのびのびと力を発揮することは、ひいては社会全体の活力にもつながる。
未来の泉区を見据えたとき、廣瀬さんの願いのひとつは「遊び場の充実」という。「子どもの遊び場は昔に比べても減っている。泥んこ遊びだとか、子どもが子どもらしく、思いきり遊べるような場所が泉区にできていったら」
泉区役所PR2026区制40周年
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