区内釜利谷南在住の日本舞踊家・小堺江美子さんが4月18日、京王プラザホテル(東京都新宿区)で東久邇宮(ひがしくにのみや)記念賞を受章した。
同賞は元皇族の故・東久邇盛厚氏が提唱した「発明思想」の啓発を目的に、発明や文化活動などで顕著な功績を残した人に与えられる。「大衆ノーベル賞」とも評され、過去にロケット研究者・糸川英夫氏や政治家の三木武夫氏らが受賞している。今回は全国で82人が表彰された。
小堺さんは「華菊菊優」の名前で活動。華菊流創設者を母にもち、幼いころから踊りに親しんできた。1988年に日本舞踊学校(中区)の副校長に就任。県音楽文化協会連合会主催の舞踊大会で特別最優秀賞を受賞、故・美空ひばりさんの実妹・佐藤勢津子さんの専属舞踊家としても知られるなど舞踊界で活躍してきた。
自宅では5歳から93歳の生徒に稽古をつける。「高尚なイメージのある日本舞踊だけど、型にはまったものでなく、個人個人にあった曲・踊りを創作しています」と小堺さん。受賞に関しては、「いただいた賞の重みを感じている。これからも、新しいことに勇気をもって挑戦し、もっと精進していきたい。若さだけでなく、経験からくる落ち着いた舞踊のよさを出していければ」と抱負を話した。
小堺さんは7月13日(金)、磯子公会堂(磯子区役所隣)で開かれる「こまどり姉妹の映画試写会・トーク歌謡ショー」に出演予定。詳細・問い合わせは【携帯電話】090・3215・0138(鶴田さん)へ。
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