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公開日:2025.12.19
座間「星の会」
文科大臣表彰を受賞
手話通じ、福祉向上に貢献
座間市の手話サークル「星の会」(柏村浩子会長・会員数40人)がこのほど、文部科学大臣表彰の功労者表彰を受賞した。50年以上に渡る手話の普及の取り組みなどが評価されたもの。11日には座間市役所を訪れ、佐藤弥斗市長に受賞の報告を行った。
「障害者の生涯学習支援活動」に係る文部科学大臣表彰は2017年度から行われているもの。活動内容を評価された個人・団体が毎年表彰されている。今年度は全国から51の個人・団体が受賞しており、神奈川県内では座間の「星の会」が唯一の受賞となった。座間市内で同表彰を受けるのは初めて。
活動続け、半世紀以上
同会は1974年、座間市内の民生委員を中心に開催された手話講習会をきっかけに始まった。活動は水曜日の夜と木曜日の昼に実施。会員やろう者が集まり、手話による交流や技術向上に努めている。また、学校や市役所などでの手話指導など、年間を通したさまざまな取り組みも行っている。特に座間市立北地区文化センター主催の「夏休み親子手話講座」には20年以上に渡り企画段階から参加し、楽しく手話を学ぶ機会の創出に貢献してきた。
同会の柏村会長・赤木みな子さん・木村恵子さんの3人は11日、座間市役所を訪問。受賞の報告と喜びを佐藤市長に伝えた。柏村会長は「先輩たちに助けられ活動を続けることができた。これからも会員たちと楽しく活動していきたい」と話した。活動に40年携わってきた前会長の赤木さんは「手話を通じることで、ろう者と関わることができることがやりがい。手話通訳者の育成にも努めていきたい」と思いを話した。
佐藤市長は、同会の日頃のさまざまな活動や手話の啓発に感謝を伝え「受賞は長年に渡る活動が評価されたもの。誇りに思います」と労いの言葉を口にした。
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