金沢区・磯子区版 掲載号:2014年10月16日号 エリアトップへ

かねさわ地名抄 第37回「柴町」文・NPO法人横濱金澤シティガイド協会

掲載号:2014年10月16日号

  • LINE
  • hatena
現在の柴漁港入口
現在の柴漁港入口

 柴町は1939(昭和14)年の「町界町名地番整理事業」の施行に伴い、金沢柴町と金沢寺前町の各一部から新設した町です。1948(昭和23)年5月、金沢区新設に伴って磯子区から編入されました。

 古くは柴村でしたが、江戸時代に書かれた『新編武蔵風土記稿』によると小柴村とされていたこともあるようです。

 横浜市市民局1982(昭和57)年発行の『横浜の町名』によると、「シハ、シバ」はツバ(崩)の転じたもので崖を意味するか、あるいはシボ(萎)で「シボんだ地形」を意味するといいます。

 『新編武蔵風土記稿』には柴村の小名長浜に「若干ノ地界面ニ張出セル山ナリ山頂ハ路※嶇タレハ潮干タル時ハ山裾ヲ往来セリ」とあるところから、この張出した山をシバ(崖)とよんだものかといわれています。

 では現在の漁業集落がいつごろできたかといえば、柴の町民が語る漁業集落の歴史は、1311(応長元)年と伝わっています。「俄ニ暴雨洪波(こうは)」に襲われたことにより長浜の集落が壊滅状態に陥ったため、「今ノ柴字ニ転住シ」漁業集落ができました。当時は引っ越してきたという意味の越場(こしば)と呼ばれていたらしく、それがやがて「小柴」となり、今の「柴町」という知名になったと伝えられています。

 現在の柴町は埋立地にアパートや団地ができ、漁業関係以外の人達も多くなりましたが、金沢区の漁港の町として有名です。
 

※=山へんに危

金沢区・磯子区版のコラム最新6

変化に富んだ花の色

金子さんの草花の不思議発見!第42回 オオムラサキとサツキ

変化に富んだ花の色

文・日本自然保護協会自然観察指導員 金子昇

4月30日号

推進前提に意見公募

〈連載【11】〉市が方向性素案公表 IRと横浜

推進前提に意見公募

3月26日号

年々耐寒性が強くなる

金子さんの草花の不思議発見!第41回 ヒメツルソバ

年々耐寒性が強くなる

文・日本自然保護協会自然観察指導員 金子昇

3月26日号

路に迷ったら柳の花を見よ

金子さんの草花の不思議発見!第40回 タチヤナギ

路に迷ったら柳の花を見よ

文・日本自然保護協会自然観察指導員 金子昇

3月5日号

懸命のアピール合戦

〈連載【10】〉「産業展」に45事業者 IRと横浜

懸命のアピール合戦

2月13日号

祖先返りの「葉」が現れる

金子さんの草花の不思議発見!第39回カイヅカイブキ

祖先返りの「葉」が現れる

文・日本自然保護協会自然観察指導員 金子昇

2月13日号

あっとほーむデスク

  • 6月1日18:25更新

  • 5月25日17:30更新

  • 5月16日21:30更新

金沢区・磯子区版のあっとほーむデスク一覧へ

最近よく読まれている記事

バックナンバー最新号:2020年6月1日号

お問い合わせ

外部リンク