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町屋神社宮神輿 30年ぶりの大修復 6年間の資金調達実る

文化

公開:2015年5月21日

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搬入された宮神輿を見る住民や保存会メンバー
搬入された宮神輿を見る住民や保存会メンバー

 町屋神社の宮神輿が30年ぶりに修復された。5月31日(日)には町屋町内で御披露目渡御が行われる。同神社保存会の「念願」だったという修復は、保存会が貯めてきた資金や、町内会、住民の寄付により達成した。

 御披露目渡御に先駆けて5月17日、修繕を行った宮惣(東京都)から町屋神社に宮神輿が搬入された。集まった保存会メンバーや近隣住民からは「綺麗になった」「感慨深いね」などと喜びの声が上がった。

 宮神輿の台輪寸法は3尺8寸5分。祭りでは約100人で担いでいるという。昨年9月に宮惣へ依頼し、8カ月かけて修繕が行われた。本体の漆塗りのほか、彫金の飾り物なども新たに施された。

次世代へ思い繋ぐ

 神輿の制作時期は不明だが、記録によると、おおむね30年おきに修繕が行われ続けていたという。 

 前回の修繕もちょうど30年前に行われた。「すでに漆が割れてきていた。なんとかして修復しようと気合いが入っていた」と話すのは、同神社保存会の中井章会長(72)だ。

 中井会長の就任した6年前から、運営費を切り詰めて資金を貯めてきた。さらに町内会や住民からの寄付により修繕費を捻出した。中井会長は「寄付した人や協力してくださったすべての人に、本当に感謝している」と話す。

 同保存会は近年、子どもにも木遣りや囃子への参加を促し、披露する場を積極的に作っている。2006年には、町屋神社に保存されている大きな「本屋台」のほかに、子どもが囃子を披露できる「子ども屋台」を製作。活躍する子や孫見たさに、大人の参加も徐々に増えてきたという。

 こうした関心の高まりも、寄付の一助となった。中井会長は「修繕した宮神輿をいつまでも担いでもらえるよう、今後も様々な面で頑張りたい」と話す。

 31日の御披露目渡御では、「運慶作」との言い伝えがある鳳凰が屋根に取り付けられる。午後3時以降に、町屋町内で行われる。雨天時は同神社前で披露。

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