安産の道 ママへのススメ6 協力:山本助産院 担当:高橋景子助産師
今回のテーマは母乳です。赤ちゃんにとって「完全栄養食」「常に適温・消化が良い」「免疫があるので病気にかかりにくく、回復が早い」だけでなく、ママにとっても「簡単・便利」「子宮のもどりを助ける」など、利点は多くあります。何よりも妊娠中に蓄えた脂肪を母乳の原料にしますので、ダイエット効果が期待できるのです。ママがスリムになるほど、赤ちゃんはふっくらと育っていきます。また母乳の味は、授乳中にも変化するので、グルメになり味覚が育ちます。
お産の後は誰でも母乳が出ます。乳首が短かい、陥没しているなどの場合は飲ませにくいこともありますが、入院中に上手にできなくても大丈夫。焦らずゆっくり続けていけばきっと飲ませることができます。
妊娠中期になると乳房がふっくらして、乳輪の色が濃くなり張るなどの変化が起こります。ママの体が母乳をつくる準備をしているのです。乳房の手入れは、妊娠中期以降、お風呂で乳頭についた垢を取る程度で良いでしょう。お腹が張る方は、臨月に入ってからで大丈夫です。
母乳を与えることで、たくさんのホルモンが働きます。特にオキシトシンは「赤ちゃんをかわいい、愛おしい」と思う「愛情ホルモン」と呼ばれています。安心した表情で、母乳を飲む赤ちゃんはとてもかわいいです。
抱っこの仕方、楽に飲ませる方法、ゲップの出し方など「基本の基」を覚えましょう。産後、授乳がうまくいかない、上手に吸ってくれないなど心配な時には、母乳外来へ。あなたのそばに助産師がいます。
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