安産の道 ママへのススメ11 協力:山本助産院 担当:高橋景子助産師
前回は、お産の時にはたらくホルモンのお話をしました。今回はお産の時に楽に過ごす方法についてです。
陣痛が始まるのは、夜中や明け方のことが多いので、早寝早起きの習慣をつけておきましょう。夜中に「陣痛が始まったかな?」と思ったら、寝られるようなら寝る。昼間であれば、食べられるうちにおにぎりなどを食べましょう。体力の消耗を必要最小限におさえることが大切です。
陣痛に伴い、赤ちゃんが狭い産道を通るため、筋肉をおし広げたり、神経を圧迫して痛みを感じます。これを「産痛」といいます。産痛を和らげるには、「痛い」という感覚を他の感覚に置き換えるといいでしょう。生理痛のひどい時を思い出すとわかりやすいと思います。
痛みを感じたら「腰のマッサージ」「腰をあたためる」「手、足のツボ押し」をすると楽に過ごせます。
痛みに向き合っていると、さらに強く感じ辛くなりますので、散歩や四つん這いで床掃除をして、気を紛らわせることもおすすめです。
破水していなければアロマをつかってゆっくり入浴もいいでしょう。
■こんな時は要注意
「赤ちゃんの動きが、長時間感じられない」「出血量が生理の二日目よりも多い」「お腹の痛みが、差し込むように感じる」など気になるようなら、早めに分娩施設へ連絡しましょう。
お産の時は赤ちゃんの生まれようとする力とママの産む力を信じてお産に臨むことがベスト。どんな身体の変化があるのか、理解してのぞむことは、リラックスにつながります。家族としての新スタートがスムーズにいきますように…助産師は応援しています。
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