神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

花粉症発生源対策の強化 神奈川県議会議員 かやの誠

公開:2018年4月26日

  • LINE
  • hatena

 最近は、花粉症で苦しんでいる人が増えています。できれば何とかしたいと多くの人が願っていると思います。そこで神奈川県では、近隣都県と共同して平成20年度に「九都県市花粉発生源対策10カ年計画」を策定し、山の整備と同様に、花粉の発生源である杉林の混交林化や植えかえ、更には花粉の少ない杉苗木の生産、確保に努めました。平成30年度からも同様に更に対策を進めることになりました。

全国初無花粉ヒノキ発見

 神奈川県では、花粉症対策苗木の生産を九都県市で唯一、花粉を全く飛散させない無花粉スギの生産を進め平成25年12月には、全国で初めて無花粉のヒノキを発見するなど、県として精力的に取り組んでいます。

 花粉症は、国民の3割が罹患しているとも言われ、県民を初め全国民が抱える大きな社会問題です。神奈川県域で完結するものではなく、近隣都県を含めた広域的な取組みが必要で、花粉対策の根本である発生源対策に長い年月をかけて取り組む必要があります。神奈川県が率先して、県外にも広く寄与できれば発生源対策に大きな成果が得られます。

他県と連携強化を

 県はこれまで花粉の少ない、あるいは花粉を全く飛散しない花粉症対策苗木の生産に向け、研究開発や生産者への技術指導を進めてきました。その結果、平成27年に本県で生産される全ての杉・ヒノキの苗木は花粉症対策苗木となっています。国においても、杉林の花粉症対策苗木への植えかえと、それに必要な苗木の供給拡大に向けた支援を始めています。

 しかし、全国的には杉の花粉症対策苗木を生産しているのは、平成26年時点で26都県と約半数であり、そのうち苗木全てが花粉症対策苗木なのは本県を含めて6都県にとどまっています。

 こうしたことから、他県における苗木の安定生産に寄与するため、県の研究成果や技術などを提供するなど、他県との広域的な連携協力を強めていきます。一日も早く花粉症に苦しんでいる人が一人でも多く解消できるようこれからも県の施策として推進するよう努めてまいります。

かやの誠(立憲民主党・民権クラブ県議団)

〒231-8588 横浜市中区日本大通1

TEL:045-210-7620

金沢区・磯子区版の意見広告・議会報告最新6

誰ひとり取り残されない学びの保障を

神奈川県議会議員 あらい絹世 県政報告

誰ひとり取り残されない学びの保障を

令和6年度予算が可決

4月4日

地域の声を届け、より良い市政を!

市政報告

地域の声を届け、より良い市政を!

横浜市会議員 二井くみよ

3月28日

委員長を支え副委員長として円滑な議事進行を運営

産業労働常任委員会報告 県政報告

委員長を支え副委員長として円滑な議事進行を運営

県議会議員 市川さとし

3月28日

令和6年度予算審査

令和6年度予算審査

横浜市会議員 関勝則

3月28日

「お悔やみ窓口」のモデル開設

市政報告【6】

「お悔やみ窓口」のモデル開設

公明党横浜市会議員 たけだ勝久

3月21日

「当事者目線の障害者支援」の定着へ尽力

県内視察 中井やまゆり園調査 県政報告

「当事者目線の障害者支援」の定着へ尽力

県議会議員 市川さとし

2月29日

あっとほーむデスク

  • 4月18日0:00更新

  • 4月11日0:00更新

  • 4月4日0:00更新

金沢区・磯子区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月24日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook