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洋光台中央広場 隈氏監修「縁側空間」を創出 UR 団地の未来プロジェクト

文化

公開:2018年8月9日

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テープを持つ隈氏(左から2人目)、佐藤氏(右から2人目)ら
テープを持つ隈氏(左から2人目)、佐藤氏(右から2人目)ら

 独立行政法人都市再生機構(UR都市機構)は、洋光台中央広場をリニューアルし8月1日、オープニングセレモニーを行った。洋光台団地をモデルに進める団地再生事業「団地の未来プロジェクト」の一環。セレモニーには、広場のデザインを監修した建築家・隈研吾氏や、プロジェクトディレクターの佐藤可士和氏が出席した。

 洋光台地区では、2011年からURや洋光台まちづくり協議会などが団地の再整備を含めたエリア全体の活性化を議論してきた。団地の未来プロジェクトは15年に立ち上がり、建築家・隈氏、佐藤氏もメンバーとして活動してきた。

 約4000平方メートルの中央広場の改修は、隈氏がデザインを監修。「高度成長時代の象徴といえる”団地”の根底に流れる日本的なゆったりとした感性を現代に蘇らせたい」との考えから、既存広場になじむようなやわらかい「庇(ひさし)」を2階の高さに挿入。天井が高く、開放的でさわやかな「縁側空間」を創出した。また、大階段を設置し、2階デッキを新設。エリアの回遊性を向上させた。広場には、木の縁台を取り入れ「あたたかい空間」を作り出した。

70mテープカット

 オープニングセレモニーには、プロジェクト関係者や地域住民など約100人が出席。URの中島正弘理事長は、団地が古くなり、時代の変化とともにミスマッチがおきている現状にふれ、「我々や日本社会の課題として、団地再生の事業に先頭にたって取り組んできた。団地の活性化、にぎわいを取り戻し、個性的で活気ある街にしていきたい」とあいさつした。隈氏も「昭和のもっているエネルギーの産物を磨き、継承していくことで、日本の再生の一つの足場が団地となる」と話した。

 セレモニーでは、佐藤氏がデザインした「団地の未来」と書かれた長さ70メートルのリボンを参加者100人で持ち円となりテープカットする場面もみられた。

にぎわいに期待

 今後は、2階スペースでハンドメイド雑貨などを手掛けるクリエイターが集う「クラフトマルシェ」の開催を計画している。また、コンペを開催した北団地集会場の改修工事が9月から始まる。

 まちづくり協議会の三上勇夫会長は「この改修があらたな賑わいを生むきっかけになることを期待したい」と話した。
 

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