新型コロナウイルスの感染拡大防止のため横浜市は、市立学校の臨時休校や市施設などの休館を決定した。身近な施設が一時休館することで、市民生活への影響が懸念される。また商業施設の休館やイベントの中止、延期も相次いでいる。
■公共施設
横浜市教育委員会は、2月27日の政府の要請を踏まえ、市立小中高、特別支援学校などを3月3日から13日まで臨時休校することを決めた。保護者や家庭での対応が困難な場合、小学校低学年(1〜3年)、小中学校個別支援学級(全学年)、特別支援学校(全学年)を対象に各学校で緊急受け入れを行う。また、卒業式は、児童生徒、教職員、支援員らに感染者がいない場合に限り、対策を十分に行った上で規模を縮小するなどし実施するとしている。
また、地区センターや図書館なども休館に。施設の休館やイベント中止の情報は各区のホームページで確認を。
■商業施設
全国の大規模テーマパークの臨時休園が発表された2月28日には、金沢区の八景島シーパラダイスや金沢動物園、磯子区のはまぎんこども科学宇宙館などの休園が公表された。いずれも3月15
日までの予定。
■企業関係
イベント設営などを手掛ける金沢区福浦の企業は、3月受注のイベント90%がキャンセルになったという。担当者は「イベント部門は大打撃」と話す。同社は昨年9月の台風被害も大きく、補助金申請をしている最中。「まだ審査も終わっていないので、できることから。新規開拓で少しでも補填できれば」と話す。
飲食業界も大きな打撃を受けている。磯子区のあるレストランでは、例年卒業シーズンとなるこの時期では謝恩会などでの予約が多いというが、臨時休校が発表された2月27日前後から団体予約のキャンセルが相次いだという。「3月中の予約は全てキャンセル。しょうがないという思いもあるが、経営は厳しい。早く収束にむかってほしいという思い」と頭をかかえた。(3月2日起稿)
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