神奈川県と連携してSDGs(環境保全など、持続可能な開発目標)の普及促進活動に取り組む「かながわSDGsパートナー」。このコーナーでは新規認定された金沢区と磯子区の企業、団体をシリーズで紹介する。
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株式会社神奈川保健事業社(西之宮聡代表取締役)は、金沢区鳥浜町に本社を構え、主に神奈川県と東京都を中心とした集合住宅の水道や下水の管理を行う。SDGsが叫ばれる以前から、低炭素社会・循環型社会・自然共生社会による持続可能な社会のための取り組みが課題と認識。事業活動を通して地域社会に貢献することを、環境経営方針の理念として掲げてきた。
SDGsの17の目標のうち、特に事業との関りが深い目標は、「すべての人に健康と福祉を」と「安全な水とトイレを世界中に」だ。管理する貯水槽の点検や清掃は年間1200件。169設定されているターゲットのうちの「水系感染症の予防」や「土壌汚染による死亡率の低下」などに貢献する。また、安全安価な水の供給にも欠かせない存在になっている。2008年からクリーン電力を購入し活用している。「コストはかかっても、環境負荷のかからないエネルギーをと考えた」と田代賢一朗管理部長は話す。
さらに福浦リサイクルセンターでは、「リサイクル率を高めるには、より細かい分別が大切」と、人の手で廃棄物の分別をする。金属や紙などのマテリアルリサイクル率は60%、サーマルリサイクル率は92%を誇る。
高橋秀美取締役副社長は「SDGsに取り組んだというより、結果的にSDGsと会社の姿勢が合致した。これからも貢献できることを実行していきたい」と話した。
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