「金沢区認知症高齢者等SOSネットワーク」の発見協力機関に、区内の郵便局とゆうちょ銀行が加わった。この協定の締結式が5月14日に行われ、金沢区役所と金沢警察署、すでに協定締結済の横浜金沢郵便局を除く区内17郵便局・ゆうちょ銀行が協定書の署名を交した。
同ネットワークは、認知症の高齢者らが行方不明になった場合にできる限り早く発見・保護する仕組み。事前登録した行方不明者の連絡が家族などから警察署に入ると、区役所を経て協力機関に行方不明の本人の情報が知らされる。各協力機関は通常業務内で発見に協力していく。
金沢署によると昨年の認知症行方不明者は26人。今年は4月末現在ですでに12人で、うち7人は道路上で発見されている。今回、協定を結んだ区内郵便局の職員はゆうちょ銀行を含めて約450人で、バイクや自動車は150台が稼働している。
締結式であいさつに立った金沢署の北村正署長は「より多くの目があると、より早く安全に保護できる可能性が高くなる。協力を非常に心強く思う」と話した。また、横浜釜利谷郵便局の平野実局長は、郵便局は毎日のように認知症の人や高齢者が訪れる場所と話し、「安全・安心の街づくりや区民の生活のために頑張っていきたい」と話した。
同ネットワークへの相談や認知症高齢者らの事前登録は金沢区役所高齢・障害支援課(【電話】045・788・7777)や各地域ケアプラザへ。
区内郵便局は日ごろから地域貢献を掲げており、行政の介護予防啓発や消防団員の募集などにも協力している。昨年9月には,金沢土木事務所と道路の損傷や不備などを早期発見するための協定を結んだ。
|
<PR>
金沢区・磯子区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>