高齢者の生きがいや健康づくりを推進する組織の一つが老人クラブ(シニアクラブ)。横浜市老人クラブ連合会によると市内では今年4月1日時点で1502クラブが活動。金沢区には75クラブ、磯子区には60クラブがあり、各地でさまざまな活動を展開している。
「仲良く楽しく元気よく」
磯子区根岸地区の西町第一寿和会(にしまちだいいちときわかい)は、積極的に活動しているクラブの一つ。約50年前に発足し、現在は西町公園で平日朝にグラウンドゴルフに取り組むほか、公園清掃やはつらつ体操など、幅広く活動する。
モットーは「仲良く楽しく元気よく」。グラウンドゴルフの活動日は、午前8時30分から公園の清掃や体操を行ってから競技を始める。「体を動かすのは、脳にもいいのよ」と会員の一人。別の会員は「続けることが健康の秘訣」と話し、マスクを着用して8ホール3ラウンドを回る。
「良い手本」が身近に
新井美代子会長(77)は、知人に声をかけられて入会。活動に参加してみると、会の活動だけでなく磯子区老人クラブ連合会(区老連)としてのレクリエーションなどもあり、「思っていた以上に楽しかった」と語る。また、自身よりも年上で元気に活動している姿を見る中で、「元気でいきいきしている良い手本を見れる」。周りからの刺激を受けつつ、日々の活動を楽しむことが健康にもつながるようだ。
昨年は活動ができない時期もあり、「毎日のささやかな楽しみがなくなり、コロナが憎い」。それでも消毒や換気、参加者を分散させるなどの対策を講じ、今だからできる活動を楽しんでいる。「この会は生きがい。活動に制限はあるけれど、できる活動を続けていきたい」と明るく話した。
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