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八王子 教育

公開日:2026.03.05

災害時「動ける自分」に
松が谷中で地域合同訓練

  • 胸骨圧迫(心臓マッサージ)とAEDを訓練する生徒

    胸骨圧迫(心臓マッサージ)とAEDを訓練する生徒

 市立松が谷中学校(川島隆校長)で2月28日、学校ボランティア団体「松中サポーターズクラブ」(MSC)主催の災害訓練が実施された。2年生102人が参加して119番通報や初期消火、応急救護などを体験。地域住民も加わり、起震車体験や備蓄物資の保管場所確認などを通して防災意識を共有した。

避難所運営見据え

 同校は災害時の指定避難所となっており、MSCは有事の際に役割を分担し、迅速に行動できる関係づくりを目的に、3年前からこの訓練を企画している。昨年からは2年生の「総合的な学習の時間」における安全学習の一環として定着。訓練を通じて、地域の一員としての自覚を養う貴重な機会となっている。

 当日は八王子消防署由木分署、市消防団第12分団、市防災課の職員らが指導にあたり、実際の避難所運営を見据えた実践的な訓練を展開。生徒たちはダミー人形を用いた胸骨圧迫やAED操作、布と棒による応急担架の作成、煙体験などに真剣な表情で取り組んだ。AED体験をした生徒は「うろ覚えだった知識を再確認できた。いざという時に動けるようにしたい」と手応えを語った。

震災の教訓 次代へ

 東日本大震災から15年目の今年。訓練後、MSCの鈴木研吾さんは「皆さんは震災後に生まれた世代だが、首都直下地震などが起きた際、市の職員や教師より先に現場にいるのは君たちかもしれない。自分にできることを考えて動いてもらえれえば」とエールを送り、川島校長も「顔の見える関係があれば有事にも声をかけ合える。今日の経験を自信にしてほしい」と期待を寄せた。2年生は来年度の修学旅行で東北を訪れ、被災地で学びをさらに深める予定だ。

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