健康と幸せ運ぶアーユルヴェーダ 文・寺島まき(アーユルヴェーダ・ライフスタイル・カウンセラー)12月 お酒は楽しい気分で
12月はお酒を飲む機会も増える時期。アーユルヴェーダには、お酒の正しい飲み方についても教えがあります。体質によってお酒が勧められる人とそうでない人がいますが、共通して言えることは、楽しい雰囲気の中で気の合う人たちと、幸せな気分で適量のお酒を飲むことです。お酒は飲んでいるときの気持ちを助長させるため、悲しみや怒りがある時にお酒を飲むことは逆効果です。
楽しい気分でお酒を飲むためにアーユルヴェーダが勧めていることは、お酒を飲む前に、入浴して身体を清潔にし、気持ちの良い服を身に付け、素敵なグラスやカップにお酒を注ぎ、テーブルに季節の花を飾って、準備を整えることです。お酒は身体を過度に乾燥させるため、油分を多く含んだ美味しいおつまみの準備も欠かせません。おつまみに味の濃いものを食べる習慣がありますが、塩味・辛味・酸味の強いものは、お酒の悪い作用を強めてしまうので要注意です。
アーユルヴェーダで「疲れを取り除くもの・上機嫌を生じるものの中では酒類が一番である」と書かれている通り、正しく飲んだ場合は百薬の長となるでしょう。しかしお酒は毒とまったく同じ性質を持つとも言われるため、飲み方と飲む量に気を付けて、楽しく幸せな気分で年末年始をお迎えください。
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