健康と幸せ運ぶアーユルヴェーダ 文・寺島まき(アーユルヴェーダ・ライフスタイル・カウンセラー)1月 寒さに負けず冬こそ運動を
寒い季節は外に出るのも億劫になってしまいがちですが、アーユルヴェーダでは冬に運動をすることが勧められています。なぜなら食物を消化する力と体力が1年で最も強くなるのが冬だからです。消化力と体力は、冬が最も強く、春には徐々に弱まり、夏に最も弱まり、秋になると段々強くなるので、冬の間によく食べよく動くことが、1年間を健康に過ごすための鍵となります。
体質によって適した運動は異なりますが、どんな運動も体力の半分程度で「適度」に行うことが大切です。適度の見分け方は、【1】呼吸が荒くなる【2】口が渇く【3】心臓がドキドキする【4】じんわり汗がでることです。一番おすすめの運動は、「じんわり汗をかくまで」毎日早歩きでお散歩をすることです。膝に痛みがある方は水中散歩を、体力がある方は山登りや階段を取り入れるのも良いでしょう。
身体を動かし、自力で汗をかくことで代謝も上がり、身体の中に消化不良の食物がたまっていくことを防ぎます。それが万病の予防にもなりますし、花粉症、冷え性、身体の重だるさ、食欲不振、むくみ、皮膚のかゆみ、喘息などが出やすい方は特に、冬に毎日じんわり汗をかくことがこれらの症状を和らげることにつながります。寒さに負けず、外に出て、心地よく身体を動かしましょう。
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