健康と幸せ運ぶアーユルヴェーダ 文・寺島まき(アーユルヴェーダ・ライフスタイル・カウンセラー)5月 新緑の季節、早起きでさわやかに
早寝早起きが身体に良いというのは、誰もが知っていることですが、なぜ良いのかご存じですか。
疲れを取るために沢山眠って、遅く起きた日に限って、身体が重たくなったり、頭が痛くなったりした経験があるかと思います。それは、緩慢さや重たさを引き起こす「カパ」の時間帯に起きてしまっているからです。反対に、日の出前に起きると、快活さや動きを司る「ヴァータ」の時間帯の良い影響を受けて、1日をさわやかに過ごすことができます。ヴァータが順調に働くことで、脳神経系の働きも良くなり、血液循環も促進されるため、精神的な病にも、代謝異常による肥満病にも良い影響があります。
早起きをした後に、もう一つ朝の習慣として取り入れていただきたいのは水を飲むことです。日頃は白湯を勧めているアーユルヴェーダですが、朝起きて歯磨きや舌の清掃を終えた後は、約640ccの常温の水を飲むことを教えています。かなりの量の水ですが、胃腸全体を洗い流すイメージでまずはコップ2杯からでもごくごく水を飲んでみてください。便秘や痔といった消化トラブル全般や排尿障害、腰痛から肥満にまで効果的です。お金をかけずにすぐに実行できる健康法として特におすすめです。
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2022年1月1日号
2022年6月9日号