議員記者が行く 委託のあり方にメス、安全安心を推進 神奈川県議会議員 松崎淳
――尼崎市の46万人の個人情報が入ったUSBメモリーを業者が紛失した問題では、実際には業務を業者間で再委託、さらに再々委託していたことが発覚し、この委託の状況を行政が把握していなかったことが大きな問題になりました。松崎議員は、同じような委託、再委託のあり方を改革する提言を積み重ねてきており、7月13日の特別委員会でも質問しました。
松崎――私の指摘を受け、全庁で開始した実態調査の結果や課題、再委託などの適正な実施に向けての対応などを質しました。調査の結果、再委託、再々委託について県が状況を把握していなかったものが計83件あるなど、適正対応ではない事例が浮き彫りになりました。県はこの調査を受け、全庁を対象に新たなルールを取りまとめました。県民にご納得いただけるような透明性のある公正な仕組みに向けたルールづくりと運用が急務だということが、私の一貫した主張。今後はしっかり運用していただき、再び再委託等の問題が起こることのないよう強く要望しました。
――2019年の台風19号で、金沢区は臨海部を中心に甚大な被害を受けました。この時、松崎議員は率先して対策に奔走し、県として新たに被災企業支援制度の創設にこぎつけるなど、尽力されました。これからの季節も、集中豪雨や台風の被害が懸念されますね。
松崎――昨年度、県は熱海市の土石流災害を教訓に、県内6535カ所での盛土総点検を行いました。今年5月にも災害防止措置が不十分な30カ所の出水期前点検を実施。今後も適切なタイミングで現場確認を機敏に実施するなどの対応を確認しました。また、急傾斜地の安全対策につきましても、ご相談、現地調査、指定・着工促進と一貫して取り組んでいます。
――地元の安心安全対策にも力を入れています。
松崎――住民の皆様にとって安心して暮らすことが最重要なのは言うまでもありません。長らく、駅利用者の皆さまからご要望いただいていた金沢文庫駅と金沢八景駅にホームドアが22〜23年度末までに設置されることが決まりました。子どもや高齢者などの交通安全対策にも、引き続き注力していきます。
企画制作/松崎淳事務所
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