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中医学で健康な毎日を どちらも怖い 新型コロナと熱中症
新型コロナ感染症が、またまた急拡大しています。一方で、現在の変異株は感染力は強いようですが無症状の方も多く、重症化するリスクは少ないように感じます。
中医学的に考えてみると、夏に感染症が流行する一因に「しつじゃ(湿邪)」が挙げられます。日本の夏は蒸し暑く湿度が高いことで知られていますが、梅雨明け後も湿度は異常に高く、湿邪を嫌うひ(脾)(胃腸)が機能低下を引き起こして、免疫を作る腸の働きが弱まり、ワクチン接種をしていても免疫力が低下して、感染し易くなったと考えられます。
私はこの季節は「短時間で命を落とす危険がある」という点で、新型コロナよりも熱中症への注意を呼びかけています。熱中症で死に至るメカニズムは、高温多湿による体温上昇と発汗過多、脱水による臓器血流低下、それに伴う多臓器不全。元々潤いの少ない高齢者は容易に脱水状態になり、血液の粘度が増し血栓の心配もあります。
いくら水分を摂っても腸で吸収されなければ潤い(しんえき(津液))は増えません。気や津液を補う「しょう(生)みゃくさん(脈散)」や血流を改善するかっけつかおやく(活血化瘀薬)を熱中症の予防に役立てましょう。
また、「しょうしつかりゅう(勝湿顆粒)」などで湿邪から脾を守ることは、水分の吸収を助けることや感染リスクを下げることに繋がります。
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中医学で考える春の「気象病」4月18日 |
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