高校野球神奈川大会の決勝戦が7月27日に横浜スタジアム(中区)で開かれ、横浜高校(金沢区能見台通)が東海大学付属相模高校を1対0で破って連覇を果たした。両者譲らぬ拮抗した試合となったが、横浜が九回裏に均衡を破り、サヨナラ勝ちで接戦を制した。
「結果は考えないで、思い切って振ってこい」。九回裏二死二塁。玉城陽希主将(3年)は、打席に入る前の萩宗久選手(2年)にそう声をかけた。「自分も下級生の頃から試合に出ていて、あそこに立った時の重圧は分かっている」。先輩からかけられた言葉に萩選手が応え、均衡を破る一打を放った。
横浜の神奈川大会制覇は2年連続20回目。「甲子園出場を目標にはしてきたが、行くだけでは意味がない。一戦必勝で勝ち抜いていきたい」と玉城主将。夏の甲子園は8月6日に開幕する。
三塁手は西富エイト出身
三塁手として、2回戦から全試合に出場した板倉寛多選手(3年)は能見台南小学校、金沢中学校出身。小学4年で地元のソフトボールチーム・西富エイトに入り、中学時代は戸塚リトルシニアでプレー。「ずっと入りたかった」という地元の強豪校・横浜高で野球に打ち込んできた。
今大会は全試合に出場したが、バットではなかなか貢献できずこの日もノーヒット。それでも「自分が一番近い位置にいる。気を緩めさせず、気持ちを楽にできるように」と杉山遙希投手(2年)に積極的に声をかけるなど、守備でチームに貢献した。
「持ち味はパンチ力があるバッティング。今大会はいいところで打てなかったけど、甲子園ではチャンスで一本打てるように勝負強さを出していきたい」。最後の夏に向け、力強く語った。
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