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金沢区・磯子区 意見広告

公開日:2023.01.01

議員記者が行く
病児保育のICT化を提言
神奈川県議会議員 松崎淳

――昨年12月13日の次世代育成・デジタル戦略推進特別委員会で、松崎議員のした病児保育事業についての発言は実感のこもった鋭い指摘でした。

松崎――子育て経験者は誰もが、子どもが急に病気になって預け先に困った経験があると思います。県内の病児保育実施施設は、25市町で73施設。この数は決して十分ではなく、「予約がとりにくい」という声がある一方、「事業のことを知らない保護者が多くいる」「利用が安定せず経営が難しい」という課題も抱えています。

―-予約状況の確認のためのICT化を提案しました。

松崎―-「電話がつながらない」状況を改善するためには、予約方法を見直し、ICT化するなど利用しやすい環境を整えたほうがいい。そこで、ネックになるのが「システムの導入費用」です。

――松崎議員は県に『導入費用を肩代わりするくらいの覚悟が必要』と迫っていましたね。

松崎―-最終的に県責任者から「県の保育関係の補助メニューにこうした病児保育のICT化が進むようなメニューの追加を検討するなど、工夫しながら実施したい」との返答をいただきました。「病児保育事業」は、保護者が安心して働き続けられる環境と、子どもの健康管理の観点からも重要です。ICT化は、事業者の安定経営と負担軽減の側面からも有効だと思うので、県が事業費を補助するなど工夫して実施を促進します。

委託事業改革は第二弾へ

――過去5回にわたり議論を重ねてきた県の委託等の透明性向上に向けた取り組みについても、11月の決算特別委員会で取り上げました。

松崎――税金がどのように使われているのかを県民の皆様に説明責任を果たしていくこと、個人情報が適切に取り扱われていることが重要だと考えています。今回整理した全庁的なルールを実効性のあるものにし、再委託などの問題が今後、起こることのないようにと、くれぐれもお願いいたしました。

――続けて行われたワクチン大規模接種会場の運営事業の委託に関しての質問も、県の財政運営の観点から重要な指摘に感じました。

松崎―-質疑を通じて、厳しい予算査定は実際にあまりなく、1者随契の業者の言い値で予算計上や契約締結がなされた印象がありました。黒岩知事は緊急やむを得ない場合を除いて競争入札を前提とする方針を示しています。公正な競争を促進する県の役割を果たし、最小の経費で最大の効果をあげるという自治体の原点に立ち返り、持続可能な財政運営を行っていただくよう強く要望しました。

企画制作/松崎淳事務所

松崎淳

横浜市金沢区泥亀1-1-3天野ビル3階

TEL:045-785-0185

http://www.matsujun.com

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