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公開日:2023.01.12
金沢区長インタビュー
「各事業、着実に前へ」
安心して暮らせる街目指し
年頭にあたり、永井京子金沢区長に新春インタビューを行った。永井区長は、引き続き安心して暮らせる街を目指し防災・福祉・保健の事業を着実に進める意欲を示した。(聞き手/金沢区・磯子区編集室 利根川真紀)
――昨年を振り返って、どんな年でしたか。
「やはり新型コロナの影響が大きい年でした。現在も懸命に対応にあたっている医療従事者の方々、感染対策の徹底にご協力いただいた区民の皆様に感謝申し上げたいと思います。そんな中、3年ぶりに、金沢まつりいきいきフェスタを海の公園なぎさ広場で開催することができました。約4万人の方にお集まりいただき、久しぶりにコロナ前の日常を取り戻すことができたのではないかと思います。マスクはしていましたが、笑顔を感じることができ嬉しく思います。『来年は花火大会だね』と様々な方から声をかけられ、皆さんの期待を強く感じました。感染症の状況次第ですが、工夫して開催を目指したいですね。
またNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』を契機に、横浜金沢観光協会と連携・協力して観光キャンペーンに力を注いだことも印象的です。結果、ウォーキングイベントなど軒並み好評で、多くの方々にゆかりの史跡や寺社を訪れていただきました。大河の影響の大きさを感じるとともに、横浜金沢の魅力をしっかりと発信できたと思います」
――今年の区の展望は。
「金沢八景駅の近くに、文化芸術活動の拠点となる区民文化センターの建設計画が進行中です。現在、建設に向けて基本構想を策定しています。駅に近く利便性もいい立地で、ギャラリーなどこれまで区内に足りなかった機能を盛り込んでいきたいです。
また2019年に台風被害を受けた福浦の防潮堤の遊歩道の整備は、今年完成予定です。ぜひ、近隣の皆さまにウォーキングなどを楽しんでいただきたいです。対岸に房総半島が望め、絶好の初日の出スポットになると期待しております。
さらに、西柴地域ケアプラザが今年3月、柴町にオープンします。横浜市は誰もが地域で安心して暮らせるよう、身近な福祉・保健の拠点としてさまざまな取組を行う地域ケアプラザを中学校区に1施設を目指し整備を進めており、金沢区では最後の整備となります」
――少子高齢化は深刻な地域課題の一つです。
「金沢区は少子高齢化が市内でも進んでいる地域。しかし、海・山があり自然が豊かで、動物園、水族館、商業施設も充実しており、さらに2つも大学がある。こうした子育て環境に適した豊かな地域資源があるので、広く知っていただけるよう、プロモーションを組んでやっていきたいです。特にwebでの発信に力をいれ、区民カメラマンを中心としてインスタグラムなどのSNSで若い世代に『こんないいところがあるんだ!』と知ってもらえるようにしていきたいです。
そんな中でも、若い方が地域活動に参加する姿が目立つようになり、団体同士の横のつながりも生まれているのを感じています。やはり生活していくためには、人と人とのつながりが大事ということを、コロナ禍は改めて気づかせてくれたように思います」
――今年の抱負と区民へのメッセージを。
「引き続き区民の皆さまが安心して暮らせる街を目指して、防災・福祉・保健の事業を着実に進めていきたいと考えます。金沢区の空は、突き抜けていて広いと常々感じています。これは、高いビルや電線が少なく広い公園が多いから。きれいな空を見上げる幸せを感じながら、区民の皆様と企業の皆様とフランクに意見を言い合える関係を築いていきたいと思いますので、引き続きご支援をお願いいたします」
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